弁護士法人RESTA法律事務所
宝くじで1等賞が当たった。
贈与で何千万もらった。
大金を相続した。
このように、一時的に大きなお金を手にすると、どうなるか知ってますか???




普通の人だったら、
『羨ましい』
『いいな』
『俺も当てたい』
とか思いますよね。。
全ては外国の話だが、日本でも同じような事が頻繁に起こっている。
ODDEE.comでは、高額当選者たち10人のその後の人生を紹介している。
  1.キャリー・ロジャース(Callie Rogers)
16歳で190万ポンド(約2億3,000万円)が当選。服を買いまくり、パーティ三昧、豊胸手術などに浪費。2度の自殺未遂を起こし、22歳になった現在は2児の母。メイドをしながら浪費した分の借金返済に追われている。
  2.ジャネット・リー(Janite Lee)
韓国からの移民であるジャネットは1993年、52歳で1,800万ドル(約14億円)が当選。大学施設や韓国教会の牧師の家族、また民主党に約30万ドルの寄付をし当時の大統領ビル・クリントンや副大統領アル・ゴア、韓国キム・デジュン大統領らと食事を楽しんだ。さらに韓国系アメリカ人団体に家を寄付、ギャンブルにも手を出し2001年、破産法第7章に基づき破産申告をした。
  3.“ジャック”・ウィテカーJr.(“Jack” Whittaker Jr)
2002年当時、ジャックポットでの最高当選額となる3億1,500万ドル(約250億円)を獲得。それまで建設会社の社長として穏やかな人生を送っていたが、その後、飲酒運転や脅迫で2度逮捕。ストリップクラブで遊んでいる間に車上荒らしに遭い現金54万5,000ドル(約4,200万円)を盗まれた。その後も盗難や訴訟が続き、妻とは離婚。2003年に孫娘の恋人の自宅で遺体が発見された。孫娘は小遣いとして週2,100ドル(約16万円)をもらっており、ジャックの遺体発見から1ヵ月後に、薬物の過剰摂取で死亡した。
  4.ケン・プロクスマイア(Ken Proxmire)
機械工のケンは100万ドル(約7,800万円)が当選。兄弟で自動車ビジネスをスタートさせたが、4年で倒産した。儲けを度外視していたのか、息子いわく「父は貧乏性で、すべての人の面倒を見ようとした」のだそう。今は元の機械工として働いている。
  5.イヴリン・アダムス(Evelyn Adams)
イヴリンは1985年、翌年86年と立て続けに当選。合計540万ドル(約4億2,000万円)を手にした。しかしギャンブル好きが高じて全財産を失くし、20年以上を経た今は家もなくトレーラー暮らしの日々を過ごしている。
  6.ジェフリー・ダンピエール(Jeffrey Dampier)
こちらは本人には何の罪もない例。1986年、2,000万ドル(約16億円)が当選したジェフリー。家族や友人に車や家など贈り物を大盤振る舞いしたが、義妹とその恋人はジェフリーを誘拐、銃殺した。2人は終身刑となっている。
  7.スザンヌ・マランズ(Suzanne Mullins)
1993年、420万ドル(約3億3,000万円)が当選したスザンヌは、一括払いではなく20年分割での支払いを選んだが、自分の配当金を担保に借金。その後、分割を解除し一括で当選金を受け取ったものの、無保険の義理の息子の病気を理由に借金の返済は行われず、金融会社から訴えられた。金融会社は勝訴したが、結局支払能力がないため借金は返済されていない。
  8.ビリー・ボブ・ハレルJr.(Billy Bob Harrell Jr.)
1997年、3,100万ドル(約24億円)を手にしたビリー。「No」と言えない性格だったというビリーは周りに言われるがまま家や新車などを買い続けた結果、妻とは離婚。自ら命を絶った。
  9.マイケル・キャロル(Michael Carroll)
2002年、970万ポンド(約12億円)を獲得したマイケル。家族や友人に贈りものをしたのもつかの間、すぐにパーティ三昧、車や売春婦を買いまくり、コカインにも手を出した。さらにドッグレースや競馬、サッカーに金をつぎ込み、今は週42ポンド(約5,000円)の失業手当で生活している。
  10.ヴィヴィアン・ニコルソン(Vivian Nicholson)
1961年、15万2,300ポンド(約2,000万円)、現在でいうと300万ポンド(約3億7,000万円)に相当する額を手にしたヴィヴィアンは「使って、使って、使いまくる(spend, spend, spend)!」と公言し、有言実行したことで有名となった。浪費、5度の結婚、アルコール依存、自殺未遂の後は精神療養所に入所。彼女の半生はドラマ化もされている。現在は週87ポンド(約1万円)の年金で生活を送ってる
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これは、氷山の一角です。
調べると、もっと沢山の悲惨なストーリーもある。
岩手県一関市で平成17年、同市に住む無職、吉田寿子さん=当時(42)が2億円の宝くじの当せん後、行方不明になる事件があり、岩手県警が捜査していたところ、東京都内に住む男が「吉田さんを殺害した」と供述。22日、男の供述に基づき、同県陸前高田市内を捜索したところ、供述通り遺体が見つかった。同県警は同日、殺人の疑いで東京都台東区、新聞配達員、熊谷甚一容疑者(51)を逮捕し、大船渡署に捜査本部を設置した。
要するに、何が伝えたいのかと言えば、『お金の使い道が分からない人』が突然、大金を手にすると、必然的にコントロール不能になる。
水深50mのプールに1時間、全く泳げない人間がいれば、溺れるのは当たり前な話です。
生き残れるのは、泳ぎ方を知っている人間と信頼出来る浮き輪を持っている人のみです。
肝心なことは『お金を手にいれる』のではなく『お金をコントロール出来る力を手にいれる』事なのです。